これ履くほど寒くないのかなあとも思いつつ、ようやくあったかくていいかんじのブーツを買えました。

あそこかきたい!と思ってスキなマチや場所を歩く。
何をかこうかなあと思ってネタさがししながら散歩する。こともある。
いいなと思っても、絵に収めるとなると角度や配置をうまくイメージできなかったり、その場所の良さ具合をかけそうになかったりでやめることもある。まあ、実際はそんなかっこういいことではなく、デジカメも高機能の携帯ももっていないことが一番の挫折理由なんだけど。

さておき。絵にかこうと思うのは、なんていうかな、フォトジェニックだったりこのマチならここ!っていうシンボリックな場所、というわけでもない。こうなりたいと思うものはありつつも地味で臆病でたぶん相当に暗い性格をもつワタシの感覚が、それなりの何かに反応した時に画素のひどく少ない携帯電話をピロりぃーん、と鳴らすのだ。なんか格好よさげなこと書いてるけど、きっとみんなそういうものだろう。

で、今日の地味ネタは、どこにでもある、コインランドリー。
コインランドリーって、なぜか惹かれる。
初めての道でも毎日通っている道でも、あるとなぜか中を覗いてしまう。洗濯機の中身に興味があるわけではないけれど、ビニール袋が洗濯機の取っ手のところに結んであったり、オレンジ色の椅子にカゴがあったりすると、「お、だれか洗濯しているね」と思う。常連ぽいおばさんと、通りかかったおじいさんが世間話していたり、若者が乾燥終わるのを待つ間、缶コーヒーちびりながらマンガ読んだりしているのを見ると、「お、人が待っているね」と思う。夏は勘弁してほしいけど、今の季節は乾燥機から蒸気がブフォーっと出ていたりすると、決してきれいではないだろうそれの中をくぐりつつ、「お、雨だから部屋干しは乾かないよね」と思いつつこりゃああったかいね、と思ったりもする。
いちいちうれしくなりはしないが、目の端で捉えてスルーするのではなく、脳がきちんと確認してしまう。なぜか気になる。なんでだろう。
ものすごくプライベートなことなのに(着てた服を洗うんだもの)、不特定の知らない人たちが共同のものを使う、それも基本的に無人。そして無言でやり取りはあまりない。そういうところに、惹かれるのかな。それは例えば、知り合いの一人もいない遠くの町のバスターミナルのかんじだろうか。ちがうか。そういえば、まんま映画にもあったし、小説の場面にも出てきたりもするし、案外コインランドリーになにか惹かれてしまう人は多いかも知れないと思う。

いまこの瞬間に、コインランドリーについてこんなに考えているコインランドリー関係者以外の一般人はあんまりいないかもしれないと思っているうちに、自分のものを洗ったことはないなと気づく。
いやあったかな、大学の部活の合宿で、もう一人のマネージャーの女の子と、大量の洗濯物抱え両替したジャリ銭ポケットに鳴らしながら、コインランドリーを探して歩き回った岩手の冬空を思い出したりしている。鼻腔を直接刺激してるかのような踵とつま先が真っ茶色の靴下の匂い。この汚れは手洗いしなくちゃだよな、帰ったら明日の試合の準備しなくちゃだしと憂うつな計算をしながら、「今頃あいつら飲んでるんだろうね、あたしら一体岩手まで来て何やってんだろうね」と知らないマチの暗い街灯の下を愚痴り歩いたのは、もう8年も前。みんな元気だろうか。
と、いつの間にか思い出に耽ったりしてしまう。

買い物の途中で何気なく目に付いたコインランドリー。やっぱり人を惹きつけてしまうなにかがあるのかも知れない。と思う。
Secret

TrackBackURL
→http://konkokonko.blog69.fc2.com/tb.php/48-56af89b1